2020年は、過去に類を見ない一年だったと言ってもいいでしょう。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行により、企業、そして人々にも同様に世界的な影響が及び、ブランド、広告主、クリエイティブスタジオ、そして最終的にはユーザーの行動様式にまで変化が起こりました。
当社は、いわゆる「Mindworksラウンドテーブル」においてチームのキーパーソンに話を聞き、ブランド及び広告主が2021年に注目すべき主要なトレンドについて考えていることを探りました。彼らの意見を以下に紹介します。
1.画面を見ている時間の増加、IDFAの変更により、より高い水準の広告クリエイティブが求められる
Stella Zhu(Mindworksクリエイティブスタジオ代表):2020年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で非常に多くの人たちが家で過ごすことを余儀なくされ、モバイルデバイス、特にゲームに費やす時間が大幅に増加しました。2021年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が収束したとしても、人々は引き続きほとんどの時間を家で過ごす可能性があります。つまり、ユーザーは今後もより多くのゲームをプレイし続けていくことを意味します。そして、もしゲーム内でのリワードが得られるようになるのであれば、徐々に広告に対して寛容になっていくのではないでしょうか。
広告の量が増えるとともにユーザーが広告に慣れてしまい、広告の効果が低下してキャンペーンのパフォーマンスに影響を及ぼすことになります。そのため、広告クリエイティブには、コンバージョン率を促進するための革新性、そして面白さが求められるようになっていくと思われます。
また、2021年に予定されているIDFAの変更により、質の高い広告クリエイティブがもっと目立ようになるでしょう。それはとてもシンプルなことです。誰が画面を見ているかに関係なく、常に質の高いクリエイティブ素材が人を惹きつけるということです。特にプレイアブル広告は、最も魅力的かつ効果的な広告フォーマットであるため、その重要性はさらに高まるでしょう。適切なクリエイティブスタジオと連携することで2021年にはプレイアブル広告がさらに輝きを増すことが期待できます。(ヒント:Mindworks)。
2.5G技術が新たな可能性の波をもたらす
Haoxian Ye(インタラクティブクリエイティブチーム責任者):2021年は、5Gが評判どおり期待に応えるものだと思い始める年になるでしょう。世界のスマートフォンメーカーは、2021年に4億5,000万台、2022年にはさらに7億5,000万台の5G携帯電話を出荷し、広告クリエイティブの可能性を広げていくだろうとQualcomm Inc.は予想しています。
5G技術により、ダウンロードやアップロードが信じられないくらい速くなります。つまり、一般的にプレイアブル広告や動画広告が今よりもはるかにスムーズに再生され、ユーザーエクスペリエンスが大幅に改善されます。
つまり、高速化やより少ない待ち時間により、プレイアブル広告にもARおよびVR技術が実装されていくようになるでしょう。これらのインタラクティブな体験がどれほど魅力的で没入感のあるものになるか想像してみてください!
Mindworksが作成したARをベースとしたプレイアブル広告
3.クリエイティブの自動化がこれまで以上に重要に
Ray Zhang(事業開発チーム責任者):ブランドおよび広告主がマーケティング予算に細心の注意を払っていることから、2021年は運用効率やクリエイティブの効果を重視する傾向が強くなると予想されます。
広告主は、広告クリエイティブの制作に膨大な時間と労力を費やすことにうんざりしています。たとえば、プレイアブル広告の作成には、ストーリーボードの作成、UIデザイン、コーディング、開発、テストなどが含まれており、完成までに平均約7日の作業時間を要します。
2021年にはキャンペーンの規模およびリーチが幅広く設定されることが予想されるため、広告主はキャンペーンのROIを確実に最大化するために広告クリエイティブを最適化する必要があります。つまり、より多くのクリエイティブを制作することになり、結果的に最適化が必要なクリエイティブが増え、より多くの時間と労力が必要になります。これを手動で行うのは、不可能ではないにしても非常に難しいでしょう。
そこで、Playturboのようなクリエイティブの自動化ツールの出番です。広告主は規模に応じてクリエイティブを管理、A/Bテスト、反復処理することが可能となるため、最高のパフォーマンスを発揮するクリエイティブを見つけ出し、すぐにROIを最大化することができます。
4.DCO+プレイアブル広告=愛
Xiaobo Zhang(シニアプロダクトマネージャー):ダイナミッククリエイティブの最適化(DCO)は新しい概念ではありません。しかし、これがプレイアブル広告で使われるようになったのは、昨年、Playturboを立ち上げたときからに過ぎません。
DCOの素晴らしい点は、ターゲティングおよび広告の精度を新たなレベルへ、つまり広告クリエイティブレベルから広告クリエイティブアセットレベルにまで引き上げてくれるところです。DCOはアルゴリズムを使って、広告のレベルごとに最もパフォーマンスの高いクリエイティブ要素を自動的に見つけ出し、マッチングさせることができます。
2021年は、DCOの真の力が発揮される時期だと信じています。プレイアブル広告がすでに持っているコンバージョンの強みと相まって、今年はこれが勝利の方程式となり、2021年にはさらにエキサイティングなサプライズをもたらしてくれることを期待しています。
5.アプリの成功にはASOが不可欠に
Koyan Li(広告デザイナー代表):IDFAのアップデートは、ASOとも呼ばれるアプリストア最適化に多大な影響をもたらすでしょう。新たなIDFAの変更内容が実施されると、アプリはオーガニックインストールを高めるためにできる限りのことをする必要が出てきます。
2021年、ASOはキーワード最適化以上のものになるでしょう。実際、広告主が重点的に取り組む必要がある重要な分野の1つがプレビュー動画です。豆知識:Mintegralのレポートによると、69%のユーザーがプレビュー動画をApp Storeページで最も重要なポイントの一つだと考えています。
ユーザーの意思決定という点では、App Storeのページが最終的なタッチポイントとなる傾向があるため、革新的で高品質なプレビュー動画はユーザーがダウンロードボタンをタップするために必要な後押しに過ぎないのかもしれません。IDFAの変更により能力が試されるのかもしれませんが、高品質のプレビュー動画が輝きを放ち、成果を上げる絶好の機会となるでしょう。
Voodooの『アクアパーク.io』向けに作成したアプリのプレビュー動画
クリエイティブを次のレベルに引き上げたいとお考えですか?
当社は単なる広告クリエイティブスタジオではありません。新鮮なアイデアと最先端の技術を組み合わせて、革新的な体験を作り、魅力的なストーリーを伝えることで、ターゲットオーディエンスにリーチし、マーケティングROIを高めることが可能になります。今すぐMindworksチームにお問い合わせいただき、クリエイティブについて話し合いましょう!